未だ続く不況。そのために、借金・ローンの返済計画が大きく狂ってしまった人は多いと思います。
ボーナスカット、給与カットならまだしも、解雇という形で将来の収入源を断たれてしまった人もいると思います。
私の大阪の知人もそんな一人。もともと借金返済に頭を悩ませていたところに、雇用解雇。年齢的にも、経済情勢的にもすぐに就職ができるとは考えられず、悩んだ挙句、債権整理をすることにしたそうです。
債権整理というと、
1.和解・任意整理 債権者と話し合う
2.特定調停 簡易裁判所で司法委員を介して債権者と話し合う
3.自己破産 裁判所で免責決定を得る
4.個人版の民事再生 裁判所で再生計画案認可決定を得る
5.債務不存在確認・過払い返還請求 不当に利息を取られた場合、逆に業者を訴える
のような方法がありますが、彼の場合は3のパターン。債権整理といえば聞こえはいいですが、いわゆる自己破産です。
彼はプライドが高いため、金銭問題を誰にも相談できずにいたことが、事態をどんどん悪化させ、最終的には自己破産に至る事態となりました。
しかし、彼は地元で債権整理を終えたことで、肩の荷がおりたようです。確かに今まだ、就職活動中であり、安定な生活を保障するものはありませんが、借金に追い立てられる日々に恐怖を感じていた彼にとってみると、その恐怖がなくなっただけでも、気が休まったに違いありません。
債務整理で金銭的問題をきれいにした彼。せっかくの整理を無駄にすることなく、生きていってほしいです。