私は既に60の坂を越え、勤めていた会社が倒産するまでは堅実で実直に生活してきました。
銀行から借金をして、投資マンションを購入し老後の生活資金に充てようと、より選りの物件を選んだつもりでしたが、会社倒産を
契機に一気に悪いほうへ転がりました。不動産市場の暴落で物件を手放しても借金は残り、返済のために高金利でまた借金。まさに首が回らない生活です。
年齢と社会情勢からアルバイトに毛の生えたような賃金の職場しかみつからず、途方にくれていました。息子の学費もあり、生きていくのさえ嫌になっていたところ人づてに、親身に相談に乗ってくれる司法書士事務所があると聞き、藁をもつかむ気持ちで尋ねました。
借りた金も返せない人生の敗残者、生きていることが恥ずかしい日々でしたが司法書士の先生方の話を拝聴しすると、まさに目からうろこでした。債務整理をすることで、私の借金は帳消しになるばかりか払いすぎた利息が戻り、若干ですがプラスになるという驚きの話でした。利息制限法の上限金利を超えて、長期間返済していたため、過払い金の返還を受けることができる可能性が高いということでした。
あの時、電車に乗って大阪まで足をのばし相談へ行って本当によかったです。
社会的落伍者から一気に救われ、今は天国にいるようで毎日妻と笑い合っています。