2012年5月アーカイブ

この前雑誌で読んだのですが、母親が自己破産した体験を、子供が語ってました。
この、母親の場合、自己破産しかなかったようです。父親の方に問題があったんです。
ギャンブル狂で、給料の殆どをギャンブルへつぎ込んでたそうですから、生活費がなくなるのは当然です。
まずは父親の方が消費者金融から、返す当てもないのに借り続けたそうなんです。ですから、当然1社からの借金ではありません。

父親が多重債務の状態となって借り入れができなくなった後は、母親が返済のために、それまでショッピングにしか使ったことのなかったデパートのカードでキャッシングをするようになりました。そして、そのカードを限度額いっぱいになるまで利用した後は、消費者金融からも借り入れを重ねました。しばらくして、母親も多重債務の状態となり、ますます返済が困難になっていきました。

そして、来るべき時が来て、司法書士の勧めで、自己破産をしたそうなんです。幸いというべきか借家であり、処分される住宅や、高額な家財もないため、何の未練もなく自己破産出来たといいます。
また、こう云う場合なら、自己破産がベストの道でしょう。母親には、失う物が何もありません。
尚、自己破産した後は、離婚してしまったそうですから、本当の意味でのゼロからのスタートをしてるようです。

最近は、長い不況が続いているので、会社の賃金もなかなか上がらず、生活が苦しくなっている方が増えていると思います。
お子様が成長して、大学入学などの教育資金や、住宅ローンなどが重なり、債務を支払っていくのが、困難になっている方が多いと思います。

経験と実績が豊富な信頼できる司法書士であれば、このような事態に対して、もっとも適した解決策を提案してもらえるはずです。借金の問題については、司法書士または弁護士に相談に乗ってもらうことが出来るので、誰にも相談することが出来ず悩んでいる方は、電話などで、依頼してみると良いと思います。
専門家には、法律上守秘義務が課されており、プライバシーは、厳守してもらうことが出来るので、安心して相談できると思います。
月々の、返済が苦しい場合、債務を大幅に減額し、さらに毎月の返済額を下げてもらうことが出来る、任意整理を希望している方が多いと思います。任意整理の手続きを司法書士に依頼することで、辛い債権者からの催促がストップするので、ストレスが少なくなると思います。
大切な家や土地などの、資産を手放す必要がなく、債務を減らすことが出来るので、悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

借金はなるべく早く完済したいものですが、思うように収入が得られなかったり、借金返済のために新たに借入れを増やしてしまうなど、多重債務となって、借金の返済で悩まれている方は多くいらっしゃるようです。

借金は返済が難しくなってしまっても、その間にもどんどん利息は増えていってしまいますから、なるべく早く対策を考えていきたいものです。借金の返済がどうしても難しいと感じたら、債務整理を考えてみても良いと思います。債務整理を行う前提として、利息制限法にもとづいた引き直し計算を行いますから、かなり借金が減額されることもありますので、それだけ完済に近づくことができると思います。

債務整理にも自己破産や民事再生、任意整理などさまざまな方法がありますが、素人では手続きが難しいことが多いと思いますし、自分に合った方法がわからないということもあると思います。そういった場合は借金問題に詳しい司法書士に相談すると良いアドバイスがもらえると思います。
借金問題を得意としている司法書士は多く活躍していますので、まずは相談してみると良いと思います。相談のみであれば無料の場合もよくありますし、依頼後の費用も分割が可能な場合も多いのです。費用についてはあまり心配する必要はありません。法テラスを利用すれば、費用を立て替えてもらい、後から少額の分割で支払っていくということもできます。

東日本大震災から5ヶ月が過ぎましたが、状況は、何も変わっていません。
幸いに命は助かりましたが、私の周りには家族、親族は助かったものの家やその他の財産も全て流されて、残ったのは借金だけという方が結構います。
「復興」「がんばろう◯◯◯」という言葉をよく見聞きしますが、もう頑張れなくなってきているひともいます。
私の知人でやはり津波で全てを失い、借金だけが残った人がいます。
この方は故郷での再起、生活の再建はいますぐには無理と判断して大阪に家族で引越しされたそうです。
色々と支援を受けて住む家や仕事を見つけられたそうで大変感謝し喜んでいたそうですが、地元で建てた家の借金と、自営業の借金が重くのしかかり返済についてとても悩んでいて表情も暗く元気をなくしていました。
自己破産を考えていたときに、会社の関係者から将来地元に戻ってまた自営業を再開するなら慌てて自己破産するのではなく、債務整理とか、震災の特例を使って何とかしたほうがいいのではというアドバイスをもらったそうです。
すっかり自己破産しかないと思い込んでいたその知人はいろいろと調べて司法書士事務所に相談してみたそうです。
そうしたら自己破産せずに借金を返しながら将来的に地元でも自営業を再開出来る方法を見つけることができ、明るくなったそうです。あきらめなくてよかったとよろこんでいると聞きました。
借金等の債務で悩んでいらっしゃる方は、一度ご相談をしてみてはいかがでしょうか?

「債務整理」、言葉にするのはほんの数秒。だけど、それを決断するのは底知れない勇気が必要で長い時間がかかるかもしれない。
でも、考えて下さい。
自分が生きてゆくため、家族が生きてゆくため、従業員の生活を今よりも崩さないために、とてつもなく大変なことだけれど、本当は一番大事なことだから。
債務を持ってはいけませんか。
それを整理してはいけないでしょうか。今日まで歯を食いしばって頑張ってきた。
その頑張りが無かったことにならないように区切りをつける。
そう考えることができたなら債務は手放した方がいい。そう、思うのです。
自分一人で片付けようとする身にまといつくものが、つらさや惨めさや悲しみならば、専門家に任せてしまいましょう。
個人なら自己破産、会社であるなら債務の整理。
借金を抱える人の中には過払いをしている人もいるかもしれません。
このどちらも決して終わりではなく、新しく生きようとする扉が必ず開かれる。大阪の街が好きですか。
好きな場所を離れなくても、今、一つの決断をすることで大好きな場所で生きてゆけます、きっと。

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